今日はTOEIC Part7を見ていきたいと思います。
Part7は長文読解でEメールや広告などの英文を読んでその英文に関する問題に答えるパートです。
このPart7には必ず記事問題が出題されます。教えていても生徒様から文句が多いやつです。(私に文句言われても。。苦笑)
新形式になってから、日本のTOEIC受験者を苦しめるこの不評な記事問題は増えた印象があります。そして記事のお題として多いのが製薬会社の吸収合併のニュース。製薬会社のというのがポイントです。
保険業界でも小売業界でもなく製薬業界なんです。
製薬業界は吸収合併が多い?
我が家の近くにはある外資系製薬会社の日本本社があります。この会社の屋上には大きな看板に社名が書いてあるのですが、この8年くらいで会社の名前が2回変わっています。
製薬業界は吸収合併が多い業界なのでしょうか?それともその会社だけ買収されまくっているのでしょうか?
調べてみると製薬業界では吸収合併というのはよくあることのようです。
日本では2019年は日医工がエーザイを買収。2018年は武田薬品がシャイアーを買収。あのアステラス製薬は2005年に大手2社が合併して誕生。これだけ聞いただけでも私は驚いてしまいました。
海外についても調べてみると、M&Aリストがずらっと並んでいて読むのも嫌になりました笑。興味のある方は調べてみてください。
これほど製薬業界でM&Aが盛んな理由は2つあります:
- 新薬の開発する時間とお金を節約すること。
- 新薬候補がなくなってきたので、特許を持っている会社を買収して収益を上げる。
これがTOEICで製薬業界のM&Aがリーディングのお題に上がる理由にはなりませんが、勉強になりました。
TOEIC Part7 会社合併系単語
pharmaceutical company 製薬会社
merge with 〜と合併する
merger 合併
acquire 取得する
acquisition 買収
M&A 吸収合併
take effect 発効する、効力を生じる
as of 〜時点で
こぼれ話
昔ある英会話学校に勤めていた時、製薬会社にお勤めの生徒様を何人か教えたことがあります。
その中でもよく覚えている方が1人います。
その方はボスが外国人。会社でボスと話すのに通訳をつけていたのですが、自分でも言いたいことを自分で言ってみたい、と思われて英会話レッスンを受講されていらっしゃいました。お忙しい中毎週休まずレッスンに来てくださいました。
口癖は"My job is stressful."(マイ ジョブ イズ ストレスフル)笑。
私がその学校を離れるときには、本当に悲しんでくださり嬉しいお言葉をいただきました。
彼が今でも活躍されているのが想像できます。
またお会いしたいとは思うのですが、会わないからこそ思い出は素敵なのかもしれません。
Love, カピバラ