今日は緊急事態宣言・非常事態宣言を英語で何というかご紹介しようと思います。
「緊急事態宣言(非常事態宣言)」は英語で、"Emergency declaration"と言います。
「コロナウイルスに対する緊急事態宣言」だと "Emergency declaration over coronavirus(COVID-19)"とover を使います。
"Declaration of a state of emergency"とも言うようですね。Stateという単語をつけると「事態」という日本語もきちんと訳している感じがしますね。ただ英単語Emergencyに、「緊急事態」と「事態」という意味も含まれているのでなくてもいいかな、と思います。
「緊急事態宣言を出す」と動詞にすると
"declare a state of emergency"です。
2020年3月13日に米トランプ大統領がだしたのは、
「国家非常事態宣言」"National emergency declaration"
国家非常事態宣言をだす と動詞を使うと"declare national emergency"
になります。
明日2020年4月7日に出された緊急事態宣言は地域限定であって国全体ではないのでNationalは不要です。
少し気になるのは日本語で、「緊急事態宣言」と「非常事態宣言」は何か違うのか、ということ。
今回安倍首相が出したのは緊急事態宣言。3月にトランプ大統領が出したのは非常事態宣言。ちなみに2015年パリ同時多発テロが起こった際出されたのも非常事態宣言。何か違いがあるのかといえばそうでもなく、ただの呼び方の違いのようです。
非常事態宣言は、今回のコロナウイルスなどの疫病だけでなく、内乱、テロ、災害に対しても出されます。
"Climate Emergency Declaration" 気候非常事態宣言(気候変動への危機に対して出される)
"Newclear emergency declearation" 原子力非常事態宣言(2011年3月、福島第一原子力発電所における原子力災害の拡大の防止を図るため出された)
"Bush fire emergency" 森林火災非常事態宣言(2019年12月〜2020年2月にオーストラリアで起こった森林火災に対し出された)
一日も早く事態が収束することを願っています。
Love, カピバラ