英語大好きカピバラさん

TOEIC980点、英検1級の通訳翻訳兼英会話講師カピバラさんが英語学習、英語を使った仕事、趣味などについて綴っています。

【英単語】安全宣言 〜宣言と誓い 〜DeclarationとPledgeの違い


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こんばんは、カピバラです。

 

もしあなたが製造業にお勤めならば、安全宣言という言葉をお聞きしたことがあるでしょう。

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私が昼間働いている会社でも安全宣言があります。新年に個人の安全宣言を紙に書いて提出。みんなの書いた安全宣言がオフィスのあちこちにはってあるかと思えば、会議の開始時は司会者が一人指名し、指名された人が自分の安全宣言を皆の前で斉唱する、という徹底ぶりです。

 

この会議のシステムは、海外の支社や代理店との会議でももれなく適用されます。Power pointの1ページ目には発表者の安全宣言が書かれており発表者が読み上げ、もとい、宣言します。ある日目にした資料には、日本人が書いたものにはSafety declaration、海外の人(正確には南アフリカの方)が書いたものはSafety pledgeとなっています。

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はて?DeclarationとPledge。前者は宣言、後者は誓いという意味ですが日本語でも宣言と誓いの違いって何?と聞かれたら、私だったら答えられないかもしれません。そして安全宣言の英訳、どっちが正解なの?と聞かれたらこっち、とは正直言いづらいです。

 

では、英英辞典で調べてみましょう。

 

Declaration---a formal or explicit statement or announcement

                     正式、又は明白な声明か報告

 

Pledge---a solemn promise or undertaking

               真剣な約束又は保証

(Oxford Dictionary of English より)

 

大きな違いは「約束」という意味があるかどうか、ということのようです。

 

国語辞典でも調べてみました。

 

宣言 ---個人、団体などが意見、意思、方針などを外部に表明すること。また、その言葉。

 

誓い---あることの実行をかたく約束すること。また、その言葉。

(明鏡国語辞典 より)

 

やはり約束という意味があるかないかというのが違いのようです。

 

どちらが正解、というのもなさそうです。

 

その後ベルギーの方の書いたものを見たら、Safety declarationとなっていました。やはり個人の感覚、ということで大丈夫そうです。

 

言葉って調べてみると奥が深いですね。

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安全第一!

 

Love,カピバラ