2020年4月サウジアラビアでむち打ち刑が廃止された
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4月24日サウジアラビアで公開むち打ち刑が廃止された、というニュースが流れました。
このむち打ち刑、長い間人権保護団体、メディアなどから批判を浴びておりサウジアラビアではやっと廃止という流れとなりました。
コロナウイルスで暗い雰囲気の中にもホッとしたニュースが流れたと思っています。
本ニュースが書かれている記事の一つを貼っておきます。
このニュースの写真の中で
"NO FLOGGING FOR BLOGGING"と書かれている写真(むち打ちされた方の背中の画像が載っているので苦手な方は見ないでくださいね)は2014年イスラム教を侮辱した内容をブログに書いた、という罪で禁固刑10年、むち打ち1,000回の判決を受けたブロガーさんの写真です。
ひどい。。。
実はこのむち打ち刑、サウジアラビアだけでなく、インドネシア、シンガポール、バングラデシュでも行われています。インターネットで「むち打ち刑」などのキーワードで調べると出てくる、出てくる。
婚外交渉"extramarital sex"、治安妨害"breach of the peace"から殺人"murder"まで様々な罪により鞭打ち刑に処されます。
Wikipediaによると、1993年のサッカーワールドカップイラク対日本戦(ドーハの悲劇)でもしイラクが負けていたら、メンバーにむち打ちの刑が処せられることになっていたとか。
もう何でもあり。。
このニュースでは「むち打ち」には"flogging"が使われていますが、"whipping", "beating"も聞いたことがあります。
「むち打ちは時々何百回にも及ぶ」は"extending to hundreds of lushes"。
「むちで打たれる」は"receive a lash"、「むちで打つ」は"give a lash"です。"a lush"だと一回ですが、例えば12回打たれた、だと"receive twelve lashes"です。
むち打ち、むち打ち、とこうやってタイプしているだけで頭おかしくなりそう。
サウジアラビアでは今後、裁判官はむち打ちではなく罰金"fines"や懲役"jail sentence"、または社会奉仕"community service"などの拘留されない判決"non-custodial service"を下すことになります。
文化的、宗教的に独自の価値観はあるし、教条主義になってもいけない。非常に難しい問題だとは思うのですが、今回このニュースを聞けて未来が明るくなったように思います。
I hope the world where all the people live in peace will come soon.
Love, カピバラ