英検ライティング対策をしていて思うこと〜政治に興味のある人の数は本当に減っているのか〜
【スポンサーリンク】
Is it true?
ネイティブスピーカーと英作文の添削をしていたところこう聞かれました。
何について聞かれたかと言うと、
The number of people who are interested in poltics is decreasing in Japan.
(日本で政治に興味のある人の数は減っている)
の一文についてです。
文法は間違っていないし、一つの情報としてあり得るのかもしれないけど、これは確かな情報なのか?ソースは?そして英検の英作文添削をしていると、必ずこの「〜な人の数が増えている(減っている)」という文を見かけるが何でみんながみんなこのスタイルを使うのか?
私の少ない経験から言うと、今時の若い人達は私の若い頃に比べればしっかりしているし、頭もいいし、意見を持っている子も多いし。。。政治に興味のある人の数はむしろ増えているのでは、という印象です。
若い方が政治に興味を持つようになった理由として考えられるのは、一つにSNSがあると思います。情報がスマホやPC画面上に流れるように目に入ってきます。もちろん政治に関してもです。
さらに政治の問題に対しての芸能人、政治家、学者などの様々な方向からの意見もTwitterなどで知れることができるし、自分の意見もそれによって簡単に伝えることができます。(あまり知らないのに知ったかぶりのような意見についてものすごいバッシングもあります。これが一方で自分の意見をなかなか言えない雰囲気を作っている、という事実があるのももっともです。)
海外の人達に比べて日本人が政治に興味がない、というのはなんとなく分かりますし一般的に共通する認識ですが、そういう人の数が増えている、減っている、というのは断言するのは難しそうです。
SNSがもっと世の中を良くするよう機能していくといいなあ、と思います。
さて、このThe number of people who are ... is increasing/decreasing. という表現は英作文対策本やネット、塾などで提携文として出てきているのだとは思います。
英作文の課題で実際書く前に、事実はどうなのか、実際調べてみると作文に説得力がでるでしょう。
そうやって知識、表現などを蓄えてから時間内にトピックについて作文を書く練習をした方が遠回りに見えた近道であると思います。
私は英作文の課題を出すときは必ず1週間の時間を与え、「日本語の文献でいいから自分でトピックについて調べて書きなさい」と伝えます。自分で能動的に調べて得た知識は英検対策はもちろん、もっと長期的な宝物になるのではないでしょうか。
Love, カピバラ